智林日本語学校

教育方針


設置の趣旨
 ネット社会の進展が世界経済の不安定さを増大している。その中で、日本経済は強力な経済基盤を維持し、依然として途上国の若者のあこがれの対象である。一方、日本の地方の人口減少は歯止めの掛かり難い状態にあり、現に当校が立地する鳥取県智頭町は2030年には現在の半数の人口となる統計がだされた。この状況の中で40名から100名の若者たちが町の中で生活することは地域の活性化に直結する。また、地域住民と交流を大事にし、国際交流を深めていきたい。国同士の生活習慣の違いはあるが、家族関係人生観などに根本的な違いはなく、平和に同居できることを学ばせたい。進学希望者にはその希望が達成され、大学卒業後に日本の企業での採用がより一層に諮られるように、また帰国希望者には母国と日本の生産活動や生活スタイルの相違を十分に踏まえて、日本で学ぶさまざまな生活様式を母国によりよき形で反映できるよう、卒業後の行く末までも良好な相互関係を保ちたい。それらの中心的な方法論が日本語教育である。

教育理念
 正しいコミュニケーションは正しい日本語教育に由来する。思うことと行うことに正しい言語認識が生かされるように、学生と共に教師も常に向上する意欲を持ちつづけ、教育内容のさらなる充実を成し遂げ続けたい。







教育目標
 学生の日本語習得状況に対応する次の4段階の課程を設置する。
初級:日本語初心者対象(6か月)基礎文法・日常会話、N5以上の日本語レベル
中級:初級修了者、同等と認められるもの(6か月)JLPTN3またはN3以上の日本語レベル 
    長文読解・自己表現作文・中級会話
上級T:JLPTN3またはN2に同等な日本語レベルの学習者を対象(6か月)
上級U:上級Tを修了し、大学等へ進学希望者(6か月) JLPTN2またはN1合格程度、
     EJU日本語300点(記述以外)程度、高度長文読解・豊かな表現作文・上級会話